人々の生活に欠かせない存在として、古代から使用されてきたハーブ。そんな身近な存在のハーブについて知り、さらに日々の暮らしの中で利用してみましょう。ハーブとは「緑の草」を意味するラテン語の「ヘルバ(herba) 」を語源した言葉です。今では飲用、食用、食用、美容、園芸、装飾など生活のあらゆる場面で幅広く利用されている身近な存在です。主にヨーロッパで薬草として使われてきた歴史ある草花で、植物学におけるハーブの定義は「小さな種子をつける植物」で、どちらかと言えば木本性(樹木)のものよりも草本性(草)であるとされています。一般的には健康に役立つ特性のある広範囲な植物を指し(草)であるものが多く、芳香剤などにも利用される植物だと捉えています。
広義にはスパイス、香味野菜、樹脂香、種子から植物油が抽出される植物、薬効のあるキノコ類、海藻類、さらに近年ではスーパーフードと呼ばれる特定の突出した栄養素を含む機能性食品などが含まれていることがあります。ハーブには下記のような様々な利用価値があります。
全草を用いる事と全人的であることこれまで伝統医学民間療法を通じてハーブの効能が認められてきました。それらの中にはメデカルハーブとして現代医学に活用されているものがあります。現在、西洋医学で新薬として現代医学に活用されているものがあります。現代、西洋医学で新薬で使われている成分の多くは植物が原料です。新薬には植物の有効成分のみを単利的に抽出したものや科学的に同成分を合成したものが使われています。そのように有効成分が効率よく含まれていれば体内吸収も速く効き目も大きいと考えられてきました。しかしながら、今まではそれらの薬には副作用があることが分かっています。
ハーブの調香はその優れた効能から「緑の薬箱」と呼ばれる伝統的な植物調香です。ハーバルセラピーの本質はセルフケアやセルフヒールであり、体調管理や症状に対して適切なハーブを用いて自らをケアするものです。ハーバルセラピーでは表面に現れている心身の症状だけを取り去る考えではなく、症状とその背景にある心と身体、感情などとの関わりをホリスティック(包括的)な観点から捉えたものです。ハーバルセラピーを学ぶ事によりハーブを作り出す地球環境への関心を深め、自然観や宇宙観といった大きな視点の中で自分、植物、地球の繋がりを感じる事も目的としています。
ハーブを用いる療法ハーバルセラピー(habal therpy)は、植物療法の中で最も身近で親しみのある方法です。現在一般に流通しているドライハーブは100種類を超えており、生活の中で様々なハーブを手にする事ができます。ハーバルセラピーはそれらの持つ効能を身体、心、美容、暮らしに活用して健康や美容に役立てる豊かな生活の知恵です。ハーブはティーとして味わう以外に香りを生かしたハーブバスやハーブスチーム、ローションや浸出油などの方法で幅広く使う事が出来ます。その他にもポプリやサシェなど室内香として暮らしに取り入れる事が出来ます。
本コースが考えるホリスティック的なハーバルセラピーの捉え方は、ホリスティック=「全体的」「包括的」を意味する言葉で語源はギリシャ語の全体を表す「holosホロス」から来ています。holosから発祥した言葉にwholeは(全体)、heal (癒える)、healh(健康、)holy(聖なる)などがあります。健康とは部分だけを捉えるものではなく「全体」に根ざしているものとしてハーブ療法でも「全草の効果その成分の総和よりも優れている」と考えられています。この事から人間を全体的に捉える事が健康には欠かせない考えであることが伺えます。
このようにホリスティックの観点から人間全体を捉えるには、人間を臓器、器官、細胞などに分かれていて研究しそれらを総合したとしても人間全体を捉えることの出来ないと考えられています。一つ一つ臓器の器官は独立して働いているのではなく、心と身体が密接な関係を持つようにそれらも全て繋がり合っています
伝統医学やホリスティック医学は「人間の中でバランスが崩れ歪みを生じると症状や病気が現れる。」と言う考えがあります。ハーブ療法でもハーブは人間そのものを治すのであって病気そのものを治すものでない」と捉えています。一人の人間は孤立して存在するのではなくその人を取り巻く環境や生活背景の全てと繋がっている。こうした考えがホリスティックハーバルセラピーの根幹であると本校では考えています。
ハーブは古くから民間療法や自然療法として使われてきました。ハーブはいくつか種類がありそれぞれに特定の効果があります。ライフスタイルにハーブを加えることは「ハーブティーを習慣にすること」です。ハーブ活用法の中で最も習慣化しやすいのはハーブティーを飲むようになって明らかに体調や気分が良くなった健康を意識するようになった他の生活習慣も好ましく変化した・・と言う方が沢山いらっしゃいます。習慣づけが成功すれば健康管理は難しいものではなく日常に行える楽しみとなります。そのためにもハーブティーは最低でも一日一杯を理想をいえば毎日飲み続けていきましょう。
例えばラベンダーはリラックス効果があり、ミントは消化を助ける効果があります。ハーブは主にお茶やエキス、軟膏などの形で使用され、健康や美容に対する効果が期待出来ます。全体的なハーブの主な効果は下記の通りです。
- 抗酸化作用
- 抗ストレス作用
- 風邪予防と改善
- 貧血予防
- 不眠解消、精神安定
- デトックスやダイエット
あなたに合ったハーブを探してみましょう。
私たちは、心で感じるホリスティックなヒーリングマインドを持つセラピスト、ヒーラーを育成支援しています。「ヒーリングマインドとは癒やされた心」と「癒す心」を持ち、クライアントさんに接する事の出来る心の資が美しいアロマセラピー独自監修協力としてアロマセラピー部門家・ヒーラー・フラワーエッセンス創始者とクオリティーの高い自然療法のコースを提供しています。ウエブ、ブログ、公式オフィシャルショップを通じて自然療法に関する厚みのある情報を発信していきます。