天の香り 愛すべきアロマ精油それは宝石のような美しいしい輝き・・・

古くから自然の力を信じてきた人々の経験の蓄積がアロマセラピーと言う新しい家庭の医学を育てました。

植物はなぜ人を癒やすのか?植物からのメッセージ

アロマセラピーはハーブや香木、スパイスなどの生薬を原料として抽出した精油を使って行う自然療法。アロマは「芳香」を差し、セラピーは「療法」を意味します。精油は100%天然成分で出来ており、この成分には心身をリラックスさせたり、自然治癒力を高めたりする作用があります。アロマセラピーはこれを利用して心と体の不調を改善したり心身ともにバランス良く健康的にしていきます。アロマセラピーが体系的な学問としてまとめられたのは1978年頃ですが、「香り」のもたらす効果は、なんと紀元前3000年前から宗教儀式や医療、化粧品や香料などで利用されていたと言えます。現代に開発された多くの医薬品とは異なり、アロマセラピーは太古の時代から人々が経験を積み重ね、少しずつ蓄積した医療形態に基づいていて副作用も知り尽くされています。これらは中国伝統医学とも同様です。

精油のヒーリングインテリジェンス

新時代の家庭の医学としてのアロマセラピー風邪、頭痛、肩こり、女性の月経痛など日常的におこりがちな疾患に対しては予防法を知り、余計な薬を使わず安全で気軽に行うことが出来る治療法をまず、家庭で実践する事が必要不可欠です。アロマセラピーはそうした治療法のひとつとして非常に有効です。アロマセラピーは体に起ったトラブルを特定の部分だけの問題にせず、心を含めた全体的な問題と考えるからです。さまざまな要因で起きると考えるので個々の治療が必要になります。これは中国伝統医学と同様です。近年では病院でも代換補完医療として精油を用いるところが出てきました。今後は家庭でも新しい家庭の医療として気軽に行えるアロマセラピーになるからです。

さて、これからあなたを植物の香りの世界にご招待したいと思います。香りを知る事はそれに魅了する事です。すなわち匂いとは私たちの心に触れ、私たちを取り巻いている美の世界へと導き、突然すべてが魔法にかけられたように私たちの魂の秘密の扉を開くことに繋がるからです。あなたが初めてのアロマセラピーに出会ったのはいつでしたか?精油の香りを嗅いだ時はどのような感じでしたか?アロマセラピーはとても素晴らしい世界です。あなたが精油の香りに触れた時瞬間、あなたの中で何かがはじまりました。これから精油とあなたの物語がここからはじまります。初めにアロマセラピーとは芳香療法と訳され、精油(エッセンシャルオイル)を用いてホリスティック(全体的・包括的)な観点から心と身体のバランスを整え、人間の持つ自然治癒力を引き出す植物療法のひとつです。

ホリスティックとは「全体的」「包括的」を意味する言葉で語源はギリシャ語の全体を表す「holos」から来ています。holosから派生した言葉にはwhlo(全体的)heal(癒える)healh(健康)holy(聖なる)などがあります。健康とは部分だけで捉えるのではなく「全体的」に根ざしているもので、ハーブ療法でも「全草の効果は、その有効成分の和よりも優れている」とされている事から、人間を全体から捉える事が健康には欠かせない考え方である事が伺えます。

植物療法とは、フィトセラピーとも呼ばれる植物を用いて人間本来の自然治癒力を引き出す自然療法のひとつです。フィト(phyto)は植物の意味で代表的なものにアロマセラピーとハーバルセラピーがあります。植物の波動を利用したホメオパシーも広義の植物療法のひとつになります。

<精油の特徴>

精油には3つの特徴があります。

●香りがある ●揮発性がある ●水に溶けにくいが油には良く溶ける

精油は植物の花や葉、果皮からほんのわずかに分泌される有機化合物の集合体です。つまり100%天然のものになります。この有機化合物の構造や成分とその分量によって香りや作用に特徴が出てきます。

<基材について>

精油は植物の濃縮された香りそのものなので使用の際には希釈が必要です。希釈のための基材のことを「基材」と呼びます。オイルマッサージで用いる基剤はキャリアオイルは精油を体に行渡らせる事で媒介となって働きます。また、潤滑剤となってマッサージの動作をしやすくします。種類によっては差はありますがすべてキャリアオイルに軟化作用があります。この他の基剤では化粧水などに用いる精製水や無水エタノール、バスソルトに用いる塩、クリームなどに用いる蜜蝋やパックに用いるクレイなどがあります。

<香りのメカニズム>

鼻から大脳へ空気中に蒸発した精油の成分を吸い込むと、分子が鼻腔の上部にある粘膜に付着してその情報が電気信号(神経インパルス)になって欲求や感情などに深く関わる大脳辺縁系に直接伝わります。さらに、視床下部へ伝わり、自立神経や内分泌系、免疫系に働きかけ、心身に影響していきます。精油の香りを嗅ぐと気持ちが落ち着き心身のバランスを取り戻す大きな助けとなりますがこれはバランスが記憶と結びつき潜在意識に直接働きかけてヒーリング効果をもたらしたり、精油成分の情報が脳による神経伝達物質の放出にかかわるからだと考えられています。

<肺から脳へ>

芳香浴で吸収したり深呼吸したりすると肺に入った精油成分」の分子は肺胞の粘膜から血液に入り体内の組織に影響を与えます。最終的には肝臓が分解しそのほとんどがまた呼気として出て行ってしまうので効果としては経皮吸収の1/10程になります。

<皮膚からリンパ節へ>

アロマバスやオイルマッサージでは香りの成分が皮膚の表面から吸収され深層部にある真皮まで浸透します。そこからさらに毛細血管やリンパ官に入っていき全身をめぐり各器官に作用します。

<精油による体の代謝>

精油の成分は鼻からのルート以外は血液中に取り込まれ他の化学成分と同様に体内を巡ってさまざまな組織に影響を与えます。最終的には肝臓が分解しそのほとんどが肝臓で濾過され尿・汗・呼気・便の中に排泄されると考えられています。

<精油の選び方>

自分の体調や好みによってオイルを選びます。

◎100%天然のオイルか?

◎化学合成された香料を使用していないか?

◎精油名・学名・原産地が書いてあるか?

◎輸入元や製造元が書いてあるか?

<精油の保存方法と扱い方>

精油は100%天然のものですが正しい保存方法や使用方法を覚えて楽しいアロマセラピーを行いましょう。

◎直接肌につけたり飲んだりしない。

◎火気の近くでの使用は十分に注意する。

◎子どもやペットの手の届かないところに保存。

◎敏感肌の人は使用時にパッチテストをする。

◎同じ精油を長時間使い続けない。

◎妊産婦・乳幼児への使用は最善の注意を払う。

◎冷暗所で保存し使用期限を守る。

◎柑橘系の精油では光毒性があるので肌に用いた後は日光浴を避けましょう。

<精油の安全性>

精油は使い方を誤ると人間にとってマイナスの作用を示すものもあります。正しい使い方の他にもそれぞれの精油が持つ作用を知っておかなければなりません。妊娠中・授乳中・乳幼児・てんかん症状のある人・神経障害のある人・高血圧の人などの場合、使用してはいけない精油もあります。

<病気に対する安全性>

特定の疾患がある場合は専門医の指導に従って使用しましょう。特に刺激のあるオイルは注意が必要です。

<高血圧の人に使ってはいけない精油>ローズマリー・グレープフルーツ

<てんかんの人につかってはいけない精油>フェンネル・ローズマリー

<敏感肌の方の使用は注意が必要な精油>スイートオレンジ・クローブ・シナモン・ジャスミンアブセリュート・ジンジャー・タイム・バジル・ペパーミント・レモン・レモングラス・ベンゾイン

<稀に敏感肌に刺激が出る精油> イランイラン・ジュニパーベリー・マジョラム・ゼラニウム・ティートリー・ベルガモット・ヤロウ

<光毒性がある精油>ベルガモット、グレープフルーツ、レモン、スイートオレンジ、マンダリン

香りの印象を試します。

<トップノート>最初に匂いが立ちはかなく消える香り

<ミドルノート>トップノートの次に匂いたつ香り 

<ベースノート>時間が経つと他の匂い、長続きする香り

植物療法を通して、私たちはどんな病気も原因は心(プシュケ)にあり、肉体と心を癒やすためにはあらゆる面に対応しうるトータル的な療法ホリスティック的な療法が必要だと確信を深めつつあります。アロマセラピーが日本に紹介されてから40年以上が経ちましたが、90年代に国内で起った癒やしのブームとともに成長したアロマセラピーは、近年では単に理論を学んだだけに資格を取っだけで真の癒やしにつながらないと言った声が聞こえるようになりました。ではなぜそれ以上に人々はアロマセラピーに思いを寄せたり魅力的に感じたりするのでしょうか?

それだけアロマセラピーを学ぶ方が増え人が癒えていく事の本質を深く追求する風の時代が来たのだと感じています。真の癒しとは何か?この問いに対する正解はなくその答えは一つではなくて多くの方たちにとって学びたい内容がこのアロマセラピーの神髄だと解釈します。日々何かしら新しい植物療法を見つけては発見し学んでおり歓びは尽きることはなく永遠の課題なのです。

精油には個性が強いものと他とバランスをとってくれるものなどそれぞれ異なる性質があります。単独で用いても効果はありますが相性の良い精油を組み合わせたりブレンドをしたりする事で相乗効果が生まれより高い効果が期待出来ます。

西洋のアロマセラピーと東洋の中医学と言う2大植物療法を融合した予防中医学アロマセラピーでは精油のボトルを用いてそこから深層心理や潜在意識、霊性の情報を読み取っていき潜在意識の領域を受け取る事を自然療法を通じて学んでいきます。

私たちは、心で感じるホリスティックなヒーリングマインドを持つセラピスト、ヒーラーを育成支援しています。「ヒーリングマインドとは癒やされた心」と「癒す心」を持ち、クライアントさんに接する事の出来る心の質が美しいアロマセラピー独自監修協力としてアロマセラピー部門家・ヒーラー・フラワーエッセンス創始者とクオリティーの高い自然療法のコースを提供しています。ウエブ、ブログ、公式オフィシャルショップを通じて自然療法に関する厚みのある情報を発信していきます。