東洋医学と西洋医学のお話
おはようございます。アロマセラピストの水野かよです。
昨日に引き続き東洋医学の話しの続編です。東洋医学とは、私たちのからだに備わっている治ろうとする力(=自然治癒力)を高めて、不調や病気を治療する伝統医学です。
2000年以上前に中国大陸で生まれ日本に渡り独自に発展してきた歴史があり、今日でもさまざまな分野で取り入れられています。治療法には、鍼灸(しんきゅう)治療をはじめ按摩(あんま)、漢方薬、薬膳などがありますがそれは多種多様で近年には新しい形となって世の中に提供されています。
西洋医学と東洋医学の違い
大きな違いとして挙げられるのは、クライアントが抱える病気への対応です。西洋医学は病原を中心に診ますが、東洋医学は全身のバランスを診て治療を行います。これは、セラピストの業界も同じです。私は仕事がら、いろんな生徒さんやクライアントさんと関わる事が多く、この業界に入って最初に勉強したのもこの東洋医学から入り学びました。下記の図を見ていきます。
- 気(き)…生命活動を維持する中心的な役割
- 血(けつ)…いわゆる血液。人体に不可欠な栄養物質
- 水(すい)…体内の水分の総称。全身を巡り、潤いを与える役割
「気・血・水」は常にからだを循環しているので、そのバランスが崩れて循環が滞ったり、不足したりすると、内臓がうまく機能せず不調や病気を引き起こします。施術や運動による対処方など生活習慣予防の指導をして講座やレッスン時に生徒さんやクライアントさんにお伝えしていきます。また、3つそれぞれがバランスを取り合っているので、1つが変調を起こすと他の2つにも影響を及ぼすことが多いです
- 木…草木が芽をだし、万物が生じる様子を象徴する
- 火…万物が成長しやすく、火が燃えている様子を象徴する
- 土…万物を育てる母なる大地を象徴する
- 金…金属の固さや鋭い性質を象徴する
- 水…湧き出る水を意味し、地の中にあって万物を生み出す源を象徴する
また、5つの要素は相生(そうせい)、相克(そうこく)の関係でバランスを保つと考えられています。
- 相生…特定の要素を生み育てる関係
- 相克…特定の要素を抑制する関係
これらの考え方を元に自然と人体の関係性を分類したのが「五行色体表」です。人間の五臓を中心に、関係が深い季節やからだの部位、病んだときに表れる症状などがまとめられています。この図をご紹介します。
ちょうど今夏なので夏の欄を横に見ていきます。レッスンや講座では東洋医学や西洋医学をすり合わせながら身体や生活習慣を見直していき伝えてしていきます。
こちらは本日より始まります↓↓ お申込みはお問い合わせホー厶ページ欄よりお願い致します。