食べ物や肌に触れるものが身体を形成する

現在、医学の発展は目覚ましく、治療薬、医療技術の発展に伴い数々の病気の治療が可能になってきました。ですが、反面精神面の治療が伴っていない現状があります。私はアロマセラピーの中でも中医学を勉強し、スポーツ指導員、健康運動実践指導者、セラピストとして現場で皆様の健康にご奉仕させていただいてきました。その経験を通して、気がついた中医学の長所は、「身体にも心にも優しい治療が出来る」と言うことです。中医学の長所をお伝えしたくて「心も体も整う生活」を皆様に指導をしています。週末の6/26(木)のセミナーと講座を皮切りに秋から新たに新しい講座がスタートします。

体を冷やすか温めるかの効果で、毎日の食材やフィトセラピーの性質を「寒・涼・平・温・熱」に分類し、夏には体を冷やす「寒性」の食材が適していますがこれを普段食べているものや使用しているかいずれかに滞っていないかチェックをすることで不調の原因が分ることがあります。旬の植物はその季節にふさわしい性質をもっていることが多いです。

梅雨には「胃腸を大切にしましょう!」

梅雨に悩まされるのは、暑さ「暑邪」と湿気「湿邪」胃腸の働きを弱らせ、免疫力が低下する要因にもなります。湿を排出し、消化を助け氣を補う植物を活用すると良いです。

薬効のあるハーブのルーツは私は中医学にあると思います。中国では古くから食事が薬になると考えられてきました。例えば、一番古い漢方の歴史は3000年前の週礼と言う書物に食医と言う言葉が出てきますが、当時医師は、食医、内科医、外科医、獣医の4つに分かれていてその中でも食医は、最高位にあり、皇帝や妃の毎日の健康や治療に食事に施していたと言う記録が残っています。現在の私達の身体は今まで食べてきたものや使ってきたものから出来ていますが、植物療法は、未病といって病気になる前の健康作りが得意です。摂取するものや使うものが5年、10年後の身体を作る事を考えれば毎日の運動療法や、食事療法などの生活習慣を変えていく事は大切です。フィトセラピーの知識が、皆様の健康の役に立つことがあれば幸いです。

    講師:水野かよ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です