アンフロラージュ製法によるトリートメントのアロマの偉大な力

宝石のようなプルメリアのアンフロラージュ製法による極上の癒やし

 クライアントさんの施術をしていくと体の痛みを抱える方たちを前にすると言葉はなんと無力だろうと感じることが多いです。

ところがアロマなどの香りを用いるとふと表情が緩み、目の奥に光りが生まれ、精油本能の領域へと豊かに語りかけ五感を癒やし相手へエネルギーが届く瞬間を認識出来るのはアロマテラピーだけと思う事があります。

そのメカニズムは徐々に時代の流れにより解明されてきました。最近は精油も多様に流通していますが、まず一番大切なことは品質が確かなものを選ぶこと。精油は是非成分分析表がある物を選んでいきたいものです。

精油の使用方法は一つはデュヒューザーなどを使って精油を蒸気に乗せ鼻から取り入れるもので、鼻から入った香りは脳の中の本質の領域に届き、ホルモン及び神経科学物資の放出や精神的、感情的影響をもたらすとされているため、五感が癒やされ疲労回復や免疫力に繋がると言うわけです。

二つ目は経皮キャリアオイルと混ぜて皮膚に塗布する方法です。「精油は分子量が小さい」ため、表皮から真皮、皮下組織を通って筋肉組織に到達するのでマッサージオイルで肩こりや関節痛などが和らぐのはこのためです。そして精油の品質とともに守りたいのがその方法です。例えば多くの精油は植物から水分と油分を分離させているため水に溶けにくい性質をもちます。精油は重量あたりの植物量がもっとも多い状態と考えれば適切な濃度を守ることも安全な使用に欠かせないポイントです。

アロマセラピーは植物療法に一つですが不安を感じたらまず、医療機関を訪れることも必要です。客観的に状況を知った上で別の手立ても使う事が出来たらとても心強いことです。そして時代が過ぎ今では医療現場や家庭でも浸透するようになり多くの人が守りたい人、寄り添いたい人にアロマを届けられる人が増えていく世の中になるといいですね。

監修:アロマセラピスト水野かよ